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リスクとリターン

9月22日15:21:10

見込生産と受注生産ということばをご存知でしょうか。

見込生産とは、一般市場の需要を予測して見込みで製品を仕入れあるいは製造して販売することです。一方、受注生産とは、下請け企業が典型ですが、注文を受けてから、仕入れあるいは製造を開始する方法です。

見込生産は、ハイリスクハイリターンです。自分のリスクでマーケットを予測あるいは創造して販売しますから、可能性は無限です。とてつもなく儲かることがある反面、失敗すれば在庫の山です。

これに対して受注生産は、発注を受けて仕入れ、生産するわけなので失敗はありません。しかし、相見積もりは当然、下請けの場合は、さんざん値段をたたかれますから、儲けは確実ではあっても多くは望めません。

どちらがよいのでしょうか。おそらく社長さんの好みの問題でしょう。リスクをものともしないで拡大を望む人は、見込生産を望むでしょうし、そんな危険なことはまっぴらだという人は、受注生産を望むでしょう。

企業の安定的な成長という観点からは、両方が程よくミックスされた状態が最適だと思います。安定的な収益を得つつ、ばくちも打っていくのがいいのではないでしょうか。

その点、サービス業は仕入れもなければ、高額な製造装設備も必要ないので、リスクがなくて楽だなという声が聞こえます。

そんなことありません。サービス業では、主に人材が投資です。人件費はばかになりません。しかも人件費は、完璧に固定費です。商品や機械は処分、廃棄ができますが、人は一度雇ったらめったなことでは首にできません。

逆に、時間をかけて育てた有能な人材が突然辞めてしまうことも多々あります。

将来の事業計画を考えながら慎重に優秀な人を雇い、育てる、十分に育つまでの間は赤字も覚悟です。リスクとリターンという意味では、どの業界でも変わりはないようです。