7月28日16:09:46
消費と費用の違いをご存知でしょうか。
消費は、その字句のとおり、費やして消えるということです。消費者、最終消費財などといいますが、再生産されず、使われて(捨てられて)おしまいということです。
これに対して、費用は全く違います。消費との大きな違いは、再生産、リターン、見返りが期待されているということです。
消費は消費者が行いますが、費用は企業が行います。企業が支出した費用は、必ず見返りが求められます。企業は収益を得ることを行動目的としています。言ってみれば、収益を得るための投資が費用ということになります。
言葉で言い表わすととても簡単ですが、なかなか理解をしていない経営者も多いのです。
先日もある女性経営者が言っていました。
「今月は子供の夏期講習の費用が20万円かかるので宣伝広告費を抑えよう。」
確かに子供に対する教育費は将来への投資かもしれませんが、ここでは話が違います。
宣伝広告費は、売上増大のために犠牲となる費用であり投資です。20万円の投資に対して20万円以上の利益が見込まれるからこそお金を出すのです。
一方、子供の夏期講習費用は明らかに家事費用であり消費です。会社に収益をもたらす支出ではありません
とくにオーナー企業はこれを勘違いすると大変なことになります。会社のお金を使うときには常にリターンを考えねばなりません。30万円の給料を払うときには、当然従業員に対して30万円以上の利益を期待しなければなりません。交際費も備品費も同様です。
経営者が消費者になったらおしまいです。お金を使ったらそのまま消えてしまうわけですから。