6月9日15:13:40
あるお客様に聞かれました。
うちはようやく年間売上が3億円を越えたけど、5億円の会社、10億円の会社とはどこがどう違うのだろう。うちが10億の壁を越えるには何が必要なのだろう。
経営者ならば会社が成長をする過程で誰でも気がつきます。
一直線の成長などありえません。階段を登るように成長と停滞を繰り返しながら、そのつど変化を遂げながら規模を拡大していきます。
壁を乗り越えるために何が必要なのか。それは個々の会社の事情によって異なるとしか言いようがありません。
ただし確実にいえることがあります。常に利益率を上げる工夫を怠ってはならないということです。
通常、同じサービスを提供していたら、企業規模が大きくなるほど最終利益率は低下していきます。それはそうです。従業員2、3人で始めた操業当初は、実にシンプルでした。何も余計な費用がかかりません。商品を仕入れてそれを売れば利益です。
ところが、売上規模が拡大し、従業員も10人20人と増えていきます。そうすると最初は考えもしなかった経費がかかりだします。ましてや上場を考え出したら大変です。年間数千万から数億円の事務経費がかかります。
もし、会社が操業当初と同じ粗利益率しか考えていなかったら、間接固定費にお金を食われてしまって最終的な利益は大して残らなくなってしまいます。
「従業員を食わせるために仕事をしているのか。」
そうならないためには、常に利益率を高める工夫が絶対に必要なのです。
6月30日21:46:03
ビジネスはギャンブルに似ています。
一定の確率で成功し、また一定の確率で失敗します。ある有名な経営者は、ビジネスは「一勝九敗」だといいます。
もちろん、成功の確率を1%でも高めるために経営者は努力します。神頼みもします。しかしそれでも成功の確率は決して100%にはなりません。
だからこそ経営者はビジネスに夢やロマンを感じるのかもしれません。また安全を好む人たちにとっては、サラリーマンや公務員に魅力的に感じるわけでもあります。
日本は、欧米に比べると、ビジネスにおいては失敗に対して厳しい国であるといわれます。銀行は、上場会社相手でもない限り、必ず融資の際には社長の個人保証を要求します。もし事業に失敗して会社で借入金を返済できなくなれば、個人財産で弁済しなければならないし、それもできなければ破産しなければなりません。
個人破産は、かなり一般的になってきたとはいえ、一度事業に失敗した人が再起を図るのは社会的にも心理的にも容易なことではありません。
しかし失敗に対する厳しさは、必ずしも悪い面ばかりとはいえません。
失敗できないからこそ、がんばれるともいえます。安易に会社を起業して、安易に会社をつぶしてしまう人は、日本ではまだまだ少ないのではないでしょうか。
むしろがんばりすぎる人が多いかもしれません。
売上に倍する借入金を抱えてもまだ借り入れに走る経営者は珍しくありません。ウツになりながらも必死にこらえて粉飾を続ける経営者も多くいます。
あきらめてしまえば楽なのになぁ。という考えは部外者だからできるのです。
大赤字、大借金を抱えながら陽気に経営を続ける社長は本当に偉い。