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ツキの経営 (04/29)

つつましい時代 (04/01)

社長の醍醐味 (02/29)

思わぬ偶然に出会う能力 (01/26)

決算書の見方 (12/22)

ツキの経営

4月29日19:38:49

ツキのカリスマ、西田文郎氏によると、スランプの時には反省をしてはダメ、余計なことを考えてはダメだそうです。なぜならば、スランプの時は、気持ちが消極的になっている。気持ちが消極的な時は消極的なことを考え、消極的なアイディアしか浮かんでこない。ウキウキワクワク状態のときこそグッドアイディアが湧いてくるというのです。

プロ野球の選手もスランプに陥ると、夜も眠れないほど考え込むのだそうです。どこが悪いのかを徹底的に考え込んで今日の試合のプレーを反省する。しかしこれはダメ。スランプのときは逆に何も考えずに、ただひたすら素振りやランニングをして、気持ちの切り替えを行う。ウキウキワクワク状態さえ戻ってくれば、自然と視界も開けてくるというものだそうです。

反対に、絶好調のときは、図に乗らずに反省する。好調なときだからこそ、自分を冷静に観察できるし、次へのステップとなるよい考えも浮かんでくるわけです。好調だからといって浮かれていると、もはや次の階段はありません。イチロー選手は、絶好調のときでも決して浮かれていません。常に最高を狙っています。

会社の経営も全く同じだと思いました。ビジネスが好調のときにこそ、浮かれることなく、次の手を考える。所詮今の時代、好調などなど長続きするわけないという認識が大切です。そんなときだからこそベンツなど買っている場合ではありません。更なる高みを目指して戦略を練る必要があります。

環境が変れば利益などあっという間になくなります。これをスランプというならば、ここが経営者としての力量の見せ所です。

スランプの時には反省などしてはいけない。どうせスランプのときに反省してもよいアイディアは浮かばないのです。何も考えずにビジネスが好調だったときに練っておいた策をただひたすら実行するのみです。


つつましい時代

4月1日23:42:35

インターネットの発達が大きな原因なのでしょうか。もちろんそれだけではないと思いますが、ビジネスの栄枯盛衰の激しいこと。時代が激しく変転する様をドッグイヤーというそうですが、いまやさらにそのスピードが増して、マウスイヤーというのだそうです。

昨日まで繁盛していたお店が、今日からぱったりとお客さんが入らなくなってしまう。売れていた商品が突然売れなくなり、あれよあれよという間に在庫の山ができでしまう。そのような光景を毎日のように目にします。

大変なのは経営者です。天国からいきなり地獄に突き落とされることになります。もちろん裏を返せばビジネスチャンスがごろごろ転がっているということですから、敗者復活のチャンスも多いわけです。

このような時代、経営者受難の時代といえるかもしれませんが、経営者として絶対に守らなければならない原則があるようです。それは「備えよ常に」です。あまりにも当たり前と思われるかもしれません。しかし現に多くの経営者を見ていると、さっぱりできていません。そして本当に痛い目にあってしまいます。

具体的には、実力以上の出費をしないということです。銀行なんかあてになりません。私も銀行員だったのでよくわかりますが、天気の日に傘を貸して、雨が降ると取り上げるのが銀行です。やはりいざという時に備えるためには、自己資本を充実させる以外にはないのです。

ところが人間は弱いなとつくづく思います。多くの経営者は、多少儲かりだすと、まだまだリスクが山のようにあるのに、いつ地獄が訪れるのかわからないのに、やたらと見栄を張りたがるようです。交際費を湯水のように使う。ベンツを買う。都心のマンションを購入する。

本来ならば、ビジネスにおける次の投資のための資金としなければならないのに消費してします。これでは会社としてなかなか体力がつきません。風邪を引いたら死んでしまうようなひ弱な体質ができてしまいます。

時代は変っているのです。いつ何時何が起こるかわからない。

経営者たるもの危険だらけの経営環境を理解して、ガッチリ基礎を固めるまではつつましくビジネスに没頭してほしいものです。


社長の醍醐味

2月29日16:23:10

社長の醍醐味は、「決断」の一事に尽きるようです。

とりわけ新規事業の構想作りはワクワク心踊るものがあります。もちろん投資にはリスクがつきものです。リスク無しの事業などありえません。そして当然リスクを引き受けるのは社長自身です。

リスクを意識しつつ将来の儲けを見積もることに社長は夢を感じるのではないでしょうか。熟慮を重ねつつ最終的にゴーサインを出すのは重たい決断ですが、それが許されるのは社長のみです。

新規事業の決断は、夢や希望のための決断であり、ある意味充実感ある仕事です。

ところが決断は投資ばかりではありません。現実的には、新規事業の開始と同じくらい事業からの「撤退」あるいは「休止」があるのです。

特にメイン事業からの撤退の決断は、社長にとって新規事業開始の決断よりも比較にならないくらい「きつい」決断です。

まず心理的にきついです。誰にとっても成長は無条件に善ですが、縮小・後退は忌むべきことであり抵抗があります。特に社長は一国一城の主です。社長にとってオフィスは城であり、従業員は家臣のようなものです。それをたとえ一時的であれ手放すのは耐え難いことです。

もうひとつは、「読み」がきついです。売上が思惑よりも低いから撤退の選択肢が出てくるわけです。もちろん様々な手は打つのでしょうが、限られた時間の中で売上が期待通りに上がるかどうかの読みが冷静にできないのです。

しかし、つらい現実から目をそらし、希望のみを追っていると、撤退の時期を失ってしまいます。

時期を逸すると、戦略的な撤退すらもできなくなり、残された道は、法的整理、倒産、夜逃げの末路ということになってしまいます。

事業撤退の決断は確かに社長にとってはかなりきつい決断ではありますが、それが次の事業投資へとつながれば、戦略的な決断であり、まさにこれこそが社長の醍醐味ではないかと思います。


思わぬ偶然に出会う能力

1月26日16:45:11

セレンディピティという言葉をご存知でしょうか。

「思わぬ幸運に偶然出会う能力」というものだそうです。

人生ではそういう場面にでくわすことが一生になんどかは経験するものです。生涯の伴侶との出会い、師との出会い、あるいは仕事や生きがいであることもあります。

たしかに思わぬ幸運に偶然出会うことは、人生ないことはありませんが、セレンディピティは、思わぬ幸運に出会うことの「能力」といっています。

これはなかなか意味深長なことばです。なぜならば、偶然一万円札を拾ったり、美女と遭遇することは、本人の能力ではないからです。ここでいう「偶然出会う」とうのは、「ものにする」と読み替えなければなりません。

ビジネスでもセレンディピティが大きくものをいいます。ちょっとした世の中の変化、変った商材、変った売り方、キーパーソンとなる人物、これらをうまく商売に活用できるかどうかによって、売上が一気に2倍にも3倍にもなったりします。

ところが厄介なことに、「思わぬ幸運」をもたらすなにかは、ビジネスでは、一見ほかの平凡なものに埋もれています。はっきりと意識して発見してやらないと見つけることができません。

だから「思わぬ幸運に偶然出会う能力」が必要なのです。一見平凡そうなものを見て、「あっ、これだ!」とさけぶひらめきです。

つくづく思いますが、ビジネスは、学校の勉強とは違います。何時間も不眠不休でがんばったからといって、必ずしも大成功はしません。それよりもむしろ、ちょっとしたアイディアで短時間で大きく成功する人をよく見かけます。

やはり経営者たるもの、釈迦力になって働くことも重要ですが、それよりもむしろいつやってくるかわからない外からの偶然の幸運のシグナルをキャッチする能力を日ごろから磨いておいたほうがいいのでは?


決算書の見方

12月22日17:54:54

経営者は常に数字を見るのが大切。では、一体決算書をどのように見ればいいのでしょうか。

会計の素人が決算書を一枚ぺらりと見てもどこをどう判断していいのかわかりません。確かに財務分析の専門家である銀行員や会計士は、電卓をたたきながら、○○比率だの、××回転率だのと専門的な解説をはじめるかもしれません。しかし専門的知識を持ち合わせない一般の社長は決算書のどこをどう見れば経営の役に立つのでしょうか。

私がお勧めする決算書の見方は、とにかく比較です。

最初の比較は、過去の数字との比較。月次決算書であれば、過去一年間の数字を横に並べて比較します。年次の決算書であれば最低3期分です。

売上、経費、利益それぞれの数字を過去から現在にいたるまでならべて見ます。そうするとはっきりとした傾向が見られるはずです。売上はどの程度増加しているのか、それに対して固定費は増えているのか減っているのか。

次に、同業他社との比較です。同業他社のデータは、TKCBASTや中小企業庁の統計などからわかります。おおよそ同じ土俵で同じように戦っている限り数字は似通ったものになります。同業他社の数字と比べて自社の強み、弱みがはっきりと浮き彫りになります。

そして最後に自分が建てた事業計画との比較です。

事業計画は重要です。会社の更なる発展を常に願っている社長ならば、次の投資、次の展開をいつも考えているはずです。そしてそのような社長の思いは必ず数字で表すことができます。

このブログでも何度か説明していますが、事業はばくちです。成功することもあれば失敗することもある。要はその見切りが重要です。うまくいきそうならばとにかくお金を突っ込む。失敗ならば早めに手を引く。

事業計画は言ってみれば社長の企てを数値化したものです。そのとおりにいっていれば成功、行かなければ失敗。

事業の成否をモニタリングするために、毎月数字を見る必要があるわけです。過去からの推移をみて事業がどのように進展しているのかチェックします。事業計画と照らし合わせて当初の思惑通りなのかどうなのか。そして次の一手を打つ判断材料にするわけです。